ゆうれい寺の由来と幽霊の掛け軸
永国寺は通称ゆうれい寺とも呼ばれます。なぜゆうれい寺と言われるのでしょうか?…それは、永国寺にはかつて恨みを持った女性の霊が現れ、その霊のすがたを当時の和尚さんが描いた掛け軸が飾られているから。この掛け軸は本物の掛け軸のレプリカなのですが、なかなかリアルで恐怖を誘います。そのため、永国寺を訪ねるなら、この幽霊の掛け軸は必見です!
8月上旬にはゆうれい祭りも!
ちなみに、8月上旬にはゆうれい祭りも開催されます。ゆうれい屋敷の開催など、メインとしては子ども向けのお祭り。ただ、ふだん、境内に飾られている幽霊の掛け軸はレプリカですが、お祭りのときだけは本物の掛け軸を見ることもできるんです!詳しいイベントの開催日時や内容はゆうれい祭りの公式Instagamをチェック!
⇒ゆうれい祭り公式Instagram
永国寺のゆうれい祭り1時間前なのに賑わっています#人吉イベント pic.twitter.com/535J19TQ8o
— さるかんね?人吉球磨 (@sarukanne_hk) August 3, 2024
西南戦争にまつわるエピソードと西郷隆盛の位牌
幽霊以外で永国寺が有名なのが“西南戦争”と”西郷隆盛”。人吉球磨は全体的に西南戦争時代に激戦区のひとつだったこともあり、ゆかりの土地がいくつかあります。
そのなかでも、永国寺は西郷隆盛が本陣を置いた寺として西郷隆盛の残した書や、位牌などが展示されています。
西郷隆盛に関するエピソードについては、観光客向けの無料ビデオが本堂で見られます。歴史に詳しくなくても、ホ~っとうなずけるお話しがあるので、ぜひ観光のときには視聴してみてください。ちなみに、このビデオでは幽霊寺の由来なども詳しく聞くこともができますよ!参拝するときは、このビデオを見てからのほうが永国寺に対する想いをはせることができるでしょう。
春~夏にかけての裏庭のスイレン
人吉球磨では国宝の青井阿蘇神社のハスの花と並んで人気なのが、永国寺のスイレンの花
咲く時期が同じなので、青井阿蘇神社参拝と合わせて観光したいところ
このスイレンの池こそが、ゆうれい寺の名前の由来となった幽霊が現れたとされる場所!そう聞くと、ちょっと不気味な場所にも聞こえますが、晴れた日に伺うと、穏やかな景色とスイレンの花を楽しむことができます。この穏やかな空気を求めて県内外から観光する方もいらっしゃるぐらいなので、ゆっくりした時間を過ごしたい方向けのスポット。スイレンの花を見たい方は、6~7月の午前中に訪ねるのがおすすめですよ!
永国寺のアクセスや駐車場・営業時間など
〒868-0057
熊本県人吉市土手町5
0966-22-2458
定休日 なし
8:00~17:00
料金 無料
駐車場 あり
最寄りのバス停 人吉市立第一中学校前
永国寺近隣の観光スポットや食事どころ
繊月酒蔵(徒歩6分)
青井阿蘇神社(車2分、徒歩11分)
人吉城跡(車3分、徒歩21分)
042CURRYBASE(徒歩3分)
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