茂間ヶ嵜水神社 は、熊本県水上村湯山地区の茂間ヶ淵に鎮座する小さな神社で、地元では「護神(ごしん)さん」の愛称で親しまれています。
現在は特に「子どもの守り神」として地域住民から厚く信仰されています。

茂間ヶ嵜水神社のアクセスや住所
〒868-0703 熊本県球磨郡水上村湯山
茂間ヶ嵜水神社とは?
この神社は、人吉球磨地方に伝わる「相良家の化け猫騒動」と深い関わりを持っています。
伝承によると、化け猫騒動の発端となった女性・玖月善女が愛猫「玉垂」を抱いて身を投げた場所が茂間ヶ淵(水神社の近くの大平川にある淵)。

水神社の隣を流れる大平川
その地を鎮めるために祀られたのが茂間ヶ嵜水神社とされています。


拝殿は自由に出入りできるようになっているので、参拝の際は靴を脱いで上がってください。
ユニークなのが、こちらの拝殿のなか。
神社のように鈴やおみくじもあれば、お寺のように磬子やお線香も置いてあります。

これは、水神社が神社であるとともに相良新四国八十八カ所霊場第二十六番札所となっているから。
玖月善女の霊を弔い、影仏として本殿には木造坐像・掛仏等も祀られています。
相良藩によくある神仏習合が顕著に表れているユニークな場所のひとつです。
お嶽さん参りとの関係
人吉球磨地方には、300年以上続く「お嶽(たけ)さん参り」という信仰行事があります。
もともとは霊峰・市房山を御神体とする 市房山神宮 への参詣でしたが、化け猫騒動の後、相良藩主が領民に対し、
- 市房山神宮本宮
- 生善院(猫寺)
- 茂間ヶ嵜水神社(護神さん)
の3か所を参拝するよう命じたことが、「お嶽さん参り」の原型になったと伝えられています。
その後、この参拝は人吉球磨地域最大級の信仰行事へ発展し、最盛期には約2,000人もの参拝者が市房山へ登ったとされています。
2025年からお嶽さん参りが復活し、再び少しずつその認知度を上げています。
ただし、再開したお嶽さん参りはあくまで登山口から市房山神宮本宮へと登るだけ。
昔のように、猫寺と護身さんを周りたい場合は、ご自身で巡られるのをおすすめします。

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