人吉市内には球磨川を見下ろせる絶景の宿がいくつかあります。
そのなかのひとつがいわくらの杜石庭。
人吉の中心部から少し離れたところにある隠れ家的な温泉宿です。

いわくらの杜石庭の住所やチェックイン時間
〒868-0075 熊本県人吉市矢黒町1970−5
いわくらの杜石庭について
石庭は、先々代が創業されて以来、代々継がれており、今の女将さんは3代目。
宮崎県都城市のご出身で、東京での販売員経験などを経て、入籍後にこちらのお宿で女将となりました。
「人吉を訪ねたら、ぜひお散歩をしてほしい。昼と夜の景色の変化を楽しんでほしい」
穏やかにそうお話しされる女将さんの朗らかな笑顔で、お人柄の良さがうかがえます。

昔はお宿だけでなく、宴会などでも忙しかったそうで、はじめのうちは大変だったとのこと。
そんな宴会も、熊本地震や令和2年7月水害を経て一時は姿を消しました。
ですが、今年の4月から「慶弔プラン」という名前で、土日祝のみ予約制ランチを再開されています。
◇ プラン詳細(土日 昼食限定)
お顔合わせ、お食い初め、還暦などのお祝いから、故人を偲ぶご法要まで。
石庭ならではの、滋味溢れるお料理でおもてなしいたします。
人数: 4名様〜15名様まで
料金: お一人様 5,500円(税込)〜
日時・時間:土日限定、お昼の時間帯のみ
出典:https://www.instagram.com/p/DW0sER1k1o5/?img_index=1
今も、少しずつ変わり続けているお宿です。
“いわくらの杜”とは?
以前は、「石庭(せきてい)の館」という名前だった宿。
熊本地震を経て「季(とき)の杜石庭」、そして令和2年7月豪雨でリニューアルされたのを機に、現在の「いわくらの杜石庭」へと名前を変えられました。
いわくらとは、旅館の背後にある山の中腹に祀ってある岩のこと。
神道や古代の自然崇拝において、神が宿る、または降臨する目印となる巨石や岩を指します。

女将さんによると、このいわくらが被災から旅館を守ってくれたので、屋号に入れられたそう。
そう聞くと、なんとなくお宿全体が神秘的な空気に包まれているようにも感じられます。
実際、お客様のなかには宿に泊まった際に神様の姿を見る方もいらっしゃるようです。
四季折々の景色が楽しめる宿
石庭の最大の特徴は山の中腹にあるので、四季折々の景色が楽しめること。
春は桜、初夏は紫陽花、秋は紅葉、冬はつわぶきなど、四季を通して季節の変化を体感できます。

私が訪ねたときも、紫陽花の前で地元の福祉施設の方々が写真を撮られていたのが印象的でした。
写真愛好家の方も季節ごとに訪ねられるとのことで、地元・観光客にかかわらず愛されるお宿のようです。

石庭の大浴場と立ち寄り温泉
泉質 ナトリウム炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉
定休 なし
営業 11:00〜20:00 ※20時最終受付
料金 大人500円、小学生200円、未就学100円、3歳以下無料
貸切風呂 11:00〜13:00 ※13時最終受付(要予約)/1時間2,000円 ✻貸切風呂は1組1時間まで
備考 シャンプー等の備品あり、タオル有料レンタルあり、絶景の温泉
石庭には露天風呂と貸し切りの内湯がそれぞれあります。
露天風呂は予約不要で、貸し切り湯は立ち寄りだと要予約。
宿泊客なら、7:00~9:30、15:00~22:30の間であれば、いつでも入浴できます。
【泉質】
泉質は、内湯・露天風呂で共通。ナトリウム炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉です。
人吉温泉の代表的な泉質で、いわゆる美人の湯。
肌に優しくどなたにもおすすめしやすい温泉です。

露天風呂の雰囲気は?
石庭の更衣室は少し変わっていて、本館の宿泊施設から少し歩いたところにあります。
小屋のような感じです。

露天風呂は、石風呂になっていて、風情ある温泉です。
敷地と同じく、露天風呂のまわりにも椿や紫陽花が植えられており、四季を感じられる造りとなっています。


ただ、シャワースペースも屋外にあるため、冬場は寒いです。
温泉自体はしっかり熱めなので、身体は温まりますが、寒いのが苦手な方はご注意を。

宿泊客の方は、内湯があるので冬場や、屋外のお湯が苦手という方でも安心です!
貸し切り内湯の雰囲気は?
内湯は立ち寄り湯だと予約制、宿泊客であれば他の方が入浴していなければいつでも入れます。
1日4組の少人数制のお宿なので、たいてい他の方と被ることなく利用できるのが嬉しいところ。
石造りの風呂は採光も広くとられているので、とても気持ちのいい温泉です。


お宿全体の雰囲気や内装は?
お宿自体は歴史ある建物ですが、リニューアルされているので個室はとてもきれい。
和の空気を活かしながら、モダンな印象も感じる清潔感のある内装です。
リニューアル後は、女性のお客様も増えているそうで、この内装を見ればその理由も分かります。

お風呂と同じく球磨川が一望でき、お部屋からの景観がいいのも嬉しいです。
また、古い旅館だとコンセントが布団から遠かったりするのですが、枕元にコンセントがあるのも嬉しいですね!
もちろん、お手洗いや洗面台も部屋と同様きれいで清潔感があります。

ちなみに、宿泊プランによっては、室内の冷蔵庫にフリードリンクなども入っています。

共用部の設備
共用部には、電子レンジやIHキッチン、冷凍冷蔵庫などがあります。
お鍋もあり、レトルトなどの温めならこちらで調理できるようです。

また、共用スペースにはセルフの焼酎バーも。
1杯500円で好きな焼酎を飲めるスタイルで、お部屋の水や共用スペースの氷を使って、自分の好みの割り方を楽しめます。

人吉球磨の食材を活かした美味しい朝食
石庭では、現在夕食は提供されていません。
今後、提供予定もあるそうですが、今のところは近隣の飲食店をご案内しているとのこと。
場合によっては飲食店まで送っていただけるそう。
少人数のお宿ならではのきめ細かいサービスが嬉しいですね!
そんな石庭では、朝食が名物。
『極上 朝ごはん&モーニング』というテレビ企画でも紹介されたほどです。
お魚など一部の食材以外は人吉球磨産のものを使った「人吉球磨ならでは」の朝食です。

名物は湯豆腐。
豆腐は相良村の親父のガンコ豆腐、木耳は水上村の農家さんのものだそう。
クリーミーな味わいがたまりません!

また、朝食会場は個室食で、こちらからの景色も抜群ですよ!

お泊りの際は、ぜひ朝食もセットでお楽しみください!
展望台からの眺めも一緒に!
ちなみに、石庭で立ち寄り温泉、もしくは宿泊したら、ぜひ訪ねてほしい場所があります。
それが、石庭の少し上にある展望台。
ここから見下ろす人吉市街地の景色はまさに絶景です。
人吉市街地から手軽に来れる展望台としてはここが一番の景色かもしれません。
ちなみに、ここは石庭の方に聞いたところ、神様が遊びに来る山とのことで、岩にはしめ縄が巻かれています。

春には桜も満開になるので、ぜひ人吉の素敵な景色をお楽しみください。
ちなみに、こちらの山は宿泊者や温泉利用者でなくとも、訪ねてもらってもよいとのことでした。
周辺の景色が素晴らしいので、ぜひ散策してみてくださいね!


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