蔵・工房見学

鳥飼酒造と傑作「吟香 鳥飼」の魅力・こだわり・美味しい飲み方を徹底解説

    熊本県人吉市で造られる米焼酎「吟香 鳥飼(ぎんか とりかい)」をご存じでしょうか?

    焼酎独特の癖が少なく、まるで高級な日本酒(大吟醸酒)や上質な白ワインを思わせる華やかな香りとフルーティーな味わいで、全国の酒通を魅了し続けています。

    鳥飼

    本記事では、400年以上の歴史を持つ鳥飼酒造のこだわりから、「吟香 鳥飼」が米焼酎の最高峰と呼ばれる理由、さらにはおすすめの飲み方・ペアリングまで詳しく解説します。

    フルーティーな香味が特徴の吟香鳥飼

    400年の伝統と革新を誇る「鳥飼酒造」とは?

    鳥飼酒造は、熊本県人吉市七日町に位置する歴史ある蔵元です。

    江戸時代初期(約400年前)からこの地で酒造りを続けており、球磨(くま)焼酎の歴史とともに歩んできました。

    鳥飼酒造の大きな特徴は、「吟香 鳥飼」というたった1つの銘柄に全情熱を注ぎ込んでいる点にあります。

    環境保護と一体となった酒造り

    鳥飼酒造は、豊かな自然環境を守ることこそが旨い酒造りの根幹であると考えています。

    2000年には、水源となる草津川流域の自然を守るため、約150ヘクタールにおよぶ周辺の山林を取得。1

    草津川は青井阿蘇神社前で球磨川に合流する川で、青井さんの楼門に書かれた雌雄の龍は夜な夜なこの水を飲みに来るというそう。

    そんな草津川流域の山林の土石流跡を修復し、山や渓流の生態系を本来の美しい姿へと戻す取り組みを続けています。

    蒸留所から出る排水もすべてタンクで処理し、川には一滴も流さない徹底した環境保全のもと、清冽な自然の恵みを引き出した酒造りが行われています。

    草津川の環境などについては下記の動画が詳しいです。

    ※一般への蔵見学・直営店販売はされていません

    本格米焼酎「吟香 鳥飼」3つのこだわりと特徴

    「吟香 鳥飼」は、15年におよぶ試行錯誤と研究開発を経て誕生した米焼酎です。

    1996年にはモンドセレクション国際食品コンクールにて最高賞(特別金賞)を受賞するなど、世界基準の評価を獲得しました。

    また、『ポツンと一軒家』という番組で取り上げられてからは、全国にその知名度が広まり、一気にプレミア焼酎として名をはせるようになりました。

    球磨焼酎という名前を知らなくても、鳥飼という名前を知っている人も多いのではないでしょうか?

    鳥飼社長は信念として、以下の3つを掲げています。

    第一に伝統的手法によること
    第二にオリジナルであること
    第三に飲まれる皆様の支持を得ること

    鳥飼は、なぜこれほどまでに多くの人を魅了するのでしょうか?その理由は3つの造りのこだわりにあります。

    焼酎の常識を覆す精米歩合58%の「吟醸麹」

    一般的な米焼酎では見られない、日本酒の吟醸酒造りと同様の精米歩合58%まで磨き上げた吟醸米を使用しています。

    雑味の原因となる米の外側のたんぱく質や脂肪分を取り除くことで、非常に洗練されたクリアな味わいが生まれます。

    自家培養酵母が生み出す華やかな「吟醸香」

    「鳥飼」の代名詞とも言えるのが、グラスに注いだ瞬間に広がるトロピカルフルーツや吟醸酒のような華やかな香りです。

    鳥飼酒造が独自に自家培養した酵母を用い、50日以上かけて低温でじっくり発酵(長期低温発酵)させることで、この独特のフレーバーを引き出しています。

    酵母が含まれたもろみに関してのこだわりについては、『日本遺産球磨焼酎蔵元巡礼』のなかに面白いエピソードがあります。

    もろみが発酵するとき、実際にどのぐらいの熱が出ているのか、温度計だけの測定では、ただ一つのポイントのみの測定である。社長はもろみのカメのなかに全身をつけた。「熱さがカチカチと全身の皮膚を刺激する」感触を文字通り体験したと。

    文字通り全身全霊で焼酎を研究されている蔵元なのです。

    減圧蒸留と半年間の熟成が生む滑らかさ

    もろみを優しく蒸留する「減圧蒸留」を採用し、引き出した香りを損なうことなく抽出し、さらに半年以上熟成させてから出荷されます。

    仕込みから出荷まで約1年半もの時間をかけることで、角のない柔らかな口当たりが完成します。

    「吟香 鳥飼」の基本スペック

    商品名 吟香 鳥飼(ぎんか とりかい)
    製造元 株式会社鳥飼酒造(熊本県人吉市)
    原材料 米、米麹(黄麹・精米歩合58%)
    アルコール度数 25度
    蒸留方法 減圧蒸留
    味わい傾向 フルーティー、華やかな香り、まろやか、透明感

    「吟香 鳥飼」を最高に美味しく味わうおすすめの飲み方

    「鳥飼」はその華やかなフレーバーを最大限に生かす飲み方で楽しむのがポイントです。

    鳥飼

    ロック(オン・ザ・ロック)【一番おすすめ】
    大きめの氷やクラッシュアイスを浮かべて注ぐと、冷やされることで香味が引き締まり、口の中で温度が上がるとともに華やかな吟醸香が優しく広がります。

    炭酸割り(鳥飼ハイボール)
    鳥飼1:炭酸水2〜3の割合で割ると、立ち上る炭酸とともにフルーティーな香りが弾けます。暑い季節や食中酒としてすっきり味わいたい時に最適です。

    水割り
    お好みの濃さに水で割ることで、より柔らかく軽やかな飲み心地になります。焼酎に飲み慣れていない方にもおすすめです。

    また、オレンジジュースや柑橘系のジュースとあわせていただいても、大変美味しくいただけます。

    相性抜群のフードペアリング
    香り高くすっきりとした味わいの鳥飼は、和食はもちろん、一般的な焼酎では合わせにくい洋食との相性も抜群です。

    和食:刺身(白身魚やイカ)、天ぷら、だし巻き卵
    洋食:白身魚のカルパッチョ、カプレーゼ、カマンベールチーズ

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