九州歴史まちづくりの認定を熊本県南では唯一受けている湯前町。歴史的価値の高い建造物などが豊富で、神社仏閣巡り好きならまち巡りはきっと楽しめるでしょう。
湯前町の主な観光地
湯前まんが美術館

湯前町出身の政治漫画家故・ 那須良輔氏の偉業を保存・展示する館として会館した美術館。そのため、常設展示では那須良輔の作品や歴史を展示しています。
近年では、夏目友人帳の特別展示や漫画家を呼んでサイン会を開催したりと特別展示も内容がどんどん充実してきており、この施設単体でも湯前町の観光客が増えてきているほど。
湯前駅前目の前でアクセスもよく、観光される方は特別展示の内容やスケジュールも要チェック!
神社トライアングル(里宮神社・潮神社・龍神ハナグリ石神社)

湯前町では市房山神宮里宮神社と潮神社(近隣の塞神社)と龍神ハナグリ石神社の4社を線で結び、神社トライアングルとして案内しています。どの神社も特色豊かで、まったく毛色や御利益も違うので、神社巡りが趣味の方なら楽しめるはずです。
特に、里宮神社は湯前駅からのアクセスもよく、徒歩でもアクセス可能なうえ、御朱印などの授与品も充実しておりおすすめです。
古寺3社巡り(八勝寺・宝陀寺観音・城泉寺)

どれも日本遺産の構成要素となっているお寺で、八勝寺と城泉寺は国指定重要文化財となっています。なかでも、城泉寺は人吉球磨のみならず、熊本県内でも最古の建築物として知られており、一見の価値ありです。
車があれば、古寺3社巡りと神社トライアングルはすべてを1時間以内に周れる距離にあるので、ぜひあわせての参拝をおすすめします。
ゆのまえ温泉 湯楽里

温泉・物産館・食事どころ・宿泊施設が一体となった総合施設。湯前町観光であればとりあえず立ち寄って損はありません。
潮神社などの近くにあり、山間の町としては珍しく、塩を豊富に含んだ泉質。これは地下水を通して遠く離れた宮崎の海とつながっているからという言い伝えがありますが、真偽のほどは分かりません。ただ、そのロマンを感じるためにもぜひ一度入浴してみてください。
軽巡洋艦球磨記念館
里宮神社の敷地内にある私設の博物館。私設とはいえ、その所蔵品はすさまじく、それほど軍艦や戦史などに深い興味がない方でも圧倒されることでしょう。入館料はお気持ちとのことで気軽に入りやすいので、里宮神社参拝にあわせてぜひおすすめしたいスポット。ちなみに、里宮神社では球磨に関連して軍艦御朱印も拝受できます。
湯前町の主なグルメ
庄籠製菓舗のおっぱい饅頭

湯前町の潮神社は別名おっぱい神社とも呼ばれます。これは潮神社に乳房型のものを奉納すれば母乳の出がよくなるというご利益があるとされているためです。
こうした言い伝えがあるため、庄籠製菓舗ではおっぱい饅頭が名物になっています。ちなみに、庄籠製菓舗には奥球磨巻きという全長50cmにもなるロールケーキがあり、そちらもよくメディアなどで話題になる名物です。
味工房さがら

味工房さがらはランチから仕出し、宴会まで湯前町の食事に欠かせない飲食店として有名なお店。名物はボリュームたっぷりのチキン南蛮定食です。
また、タイミングが合えばぜひ金曜日限定の海軍カレーを試してみてください。湯前町の里宮神社は軍艦球磨の艦内神社でもあった縁から、海軍カレーがあるのかもしれません。里宮神社を参拝したら、ぜひあわせてこちらの海軍カレーもお試しください。